こんにちは。新米パパのすおい(@shinnmai_papa40)です。
これまでに何度か不妊治療についての話をしてきました。
不妊治療は、始めて直ぐに授かる人もいますし、なかなか授からず長期化する人もいます。
私たち夫婦は3年ちょいかかりましたから、長かったなぁと感じています。
不妊治療は期間が長引けば長引くと、心が削られて本当に辛いんです。
Contents
授かるまでの道のり、長い不妊治療
結果、ひー様は自然妊娠で授かったのですが、我々夫婦は妊活をスタートしてから1年以上コウノトリさんが来てくれなかったので、どこか問題があれば治療したいと思い不妊治療を行っている産科を受診しました。
その結果、私の精子の量だったか、運動性だったか、良くない数値を叩き出したことから不妊治療を本格的にスタートしました。
我々夫婦の不妊治療の経過や、治療にかかった費用等については
を確認してください! m(__)m ヨロシク。
不妊治療中、徐々に削られる心
私たちは不妊治療をスタートする前から、体温を計って我流のタイミング法を1年以上続けて来ていたので、病院でのタイミング法は飛ばして、治療は人工授精からスタートしました。
採卵するときに、一つでも多くの卵をゲットするため、妻は様々な薬を飲んだり貼ったり注射したりしていましたが、採れた卵の数が少なかったり、そこから精子を採取して授精させますが、状態の良い受精卵に育たず、卵をお腹に戻せなかったり、戻したら戻したで着床してくれず、妊娠に至らなかった。といった事の繰り返しでした。
卵がたくさん採れないという事は、次、再度妻は薬を飲んだり貼ったり注射したりの採卵準備からやり直ししなければなりません。
採卵の準備から妊娠の判定結果までにかかる期間は3~4か月になり、一年間で3~4度のチャンスしかありません。
毎回、受精卵を妻の身体に戻し、着床する(妊娠する)のを待っている間、当然「今度こそは」という期待を持ってしまいます。そして、妊娠検査薬で陰性という判定結果が出てどん底に落ちる。このような事を3年と少しの間繰り返し続けていたのですから、本当にしんどかったです。
不妊治療を始める前から、私たち夫婦はよくイオンモールやアウトレットモールへ出かけてウインドウショッピングやカフェでコーヒーを飲んだりして余暇を過ごすことが多かったのですが、そういう場所はベビーカーを押しているママ達の憩いの場にもなっていることから、そういうママさんのグループをよく見かけます。
不妊治療を始めたころは「これで赤ちゃんを授かることが出来るだろう。」と、赤ちゃんや子供を見て「かわいいね」と話したり、子供服のお店の前を通れば「こんな服着せたら可愛いだろうね」などと話していましたし、ママさんグループの風景を見て、近い未来の妻を想像しワクワクしていました。
しかし、不妊治療が長引いてくると自然と足が遠のいていきました。なぜなら、赤ちゃんや子供用品を見たり、子供の声が聞こえてくるのが辛くなってきたからです。
家でテレビを見ていても「こんなにもオムツのCMって流れてたっけ?」と思いましたし、小学生向けの教材やキャラクターグッズ(おもちゃ)のCMも見たくありませんでした。
また、児童虐待の末に赤ちゃんが亡くなったとかのニュースは全く理解出来ませんでしたし、そんな人が親になって、なんでうちには赤ちゃんが来てくれないのかと神様を恨み、
神様はどこに目を付けているのか?
見る目がないなら神を辞めろ。
神様ってアホなんちゃうか?と思ってました。
不妊治療中の経済的苦痛
市と県から不妊治療の助成金をいただいてはいましたが、不妊治療にかかる費用は私たちの様な一般ピーポーにとっては莫大な金額で、助成金でカーバー出来ない部分の出費は本当にしんどいものでした。
どれくらいの費用がかかったかはコチラ ⇨ 〖不妊治療にかかった費用〗
削られた心では「おめでとう」と思えなくなる辛さ
不妊治療が長引けば、その間に私たちの兄弟から妊娠や出産の報告が来たり、お互いの友達や、共通の友達、職場の同僚など、あちこちから出産の報告がやってきます。更には二人目、三人目が産まれたとの報告が来たりもしました。
必死に不妊治療をしている中、「あそこが産まれたからお祝いに行こう」とか、「出産のお祝い送らなきゃ」とか、おめでたいのに心の底からの「おめでとう」が言えない、そんな自分を嫌いになっていく辛さ、本当に何もかもが辛かったです。
精神的、経済的、そして(特に女性は)肉体的にも追い詰められていくのが不妊治療なのです。
不妊治療には夫の支えが不可欠!!
そもそも不妊治療は夫婦の課題ですから「夫の支え」と言う言葉が適当なのかわかりませんが、二人でよく話をして妻の心のケアをして下さい。
何を話すのか?
私たちの場合は治療が長引いてきた頃に治療を「継続するか」、「中断するか」、それとも「二人だけの人生」についてをよく話しました。
決して投げやりになって適当に「じゃぁもう辞めればええやん!」とか他人事のような返事はしないでください。それは自分の未来でもあるのです。
どれを選択してもメリット&デメリットはあります、どっちが良い or 悪いではなく、どうすれば二人が幸せになれるかを話し合って、二人で選択をしなければならないのです。
夫は「自分も辛い」とか「恥ずかしい思いをしている」とか「会社に迷惑かけられない(休み等のお願いは大変)」とか考えがちと思いますが、女性側の負担に比べたらこんな問題は「クソ」みたいなレベルの低い問題です。
敢えて言おう「カス」であると!!
男が出来ること=心のケア
赤ちゃんを授かるにあたって、男が出来ることなんてほんの少しだけで、不妊治療をしていないカップルにとっては、男は負担なんてゼロに等しいですよね。
やりたいことをやって、妻が苦労して幸せを授けてくれるだけですから(笑)
男は不妊治療の外来について行ったとしても、診てもらうのは女性だけで本当について行ってるだけです。
「病院について行っても何もできないから一人で行ってくれたらいいのに。」なんて口が裂けても言っちゃ駄目ですよ。それはもう「離婚」を突きつきられても仕方のない大失言です。
私も仕事の都合で妻に一人で病院に行ってもらうこともありましたが、一人で行くのがどれ程不安な事か。
治療が長引いていれば、只でさえ病院から足が遠退くところ、心に鞭打って行ってもらうので、男が出来ることと言えば、少しでも妻の不安を軽減するために病院へ付き添ってあげる事くらいです。妻の愚痴を聞いてあげる事くらいです。病院の帰りにスイーツを食べに行く事くらいです。
不妊治療は夫婦二人の課題ですから、せめて心のケアくらいさせてもらいましょう。
転院、そして治療の一時中断と授かった命
転院、そして治療の中断
最初、不妊治療を受けていた産院は通常の産婦人科医院でした。
出先きで赤ちゃんを連れてるママさんを見るのも辛くなっている状況で、産婦人科へ不妊治療へ行くのはなかなかに残酷なことでした。同じ待合室に妊婦さんや赤ちゃんがたくさん居るのですから。
結果、私たちは不妊治療専門の病院に転院しました。
その後も赤ちゃんを授かることは叶わず、不妊治療を始めてから3年程が経過したころ、一度不妊治療を中断し、休憩する事を選択をしました。
「まさか?」の陽性
恥ずかしい話ですが、私は「時短になるから」と妻を言いくるめて一緒にお風呂に入っていました(笑)
そして、女の子の日になると流石に妻からのNG(拒否)が発令されます(笑)
次にNG権が発令されたら、その後に病院に行って不妊治療を再開しようと話をしていた頃、前回のNG権発令から4週間が過ぎてもNG権が発令されず、私は「そろそろのはずなのに、まだかなぁ?」と思っていました。
そして、5週間が過ぎてもNG権は発令されませんでした。
私は「まさか?、、いや、そんなことないよ。」と思いましたが、妻に「まだNG権発令しないの?」と聞くことはできませんでした。それを聞くと「まさか」が逃げて行ってしまうかもと思ったからです。
結局、妊娠検査薬を使うことになったのですが、これまでにも少し遅れている状況で「陰性」の結果が出て落ち込み泣いてきた妻を見てきたので、今回も検査の前に何度も何度も妻に
「どうせ陰性だから、結果は気にしないように。不妊治療をしていない状況でありえないでしょ?絶対に陰性だから、泣かなくていいからね。」
と何度も言い聞かせました(笑)
検査をして、結果は一緒に見ようと、結果の部分を隠してトイレから出てきた妻と一緒に判定結果を確認しました。そしてその結果が「陽性」でした。結局妻は泣きました。

その時の記念写真(笑)
妊娠検査薬の外箱には「99%以上の正確さ」と記載されていますが、私たちは「残りの1%の可能性あるよね。病院で診てもらうまでは迂闊に喜んではいけないよ。」と相当慎重になっていました。
期待をすればするほど、その反動でショックが何倍にもなることと、その時の絶望感を私たちは知っていたからです。
不妊治療という長いトンネルを抜けた

最初不妊治療で通っていた産婦人科医院で受診し、妊娠が確定し、先生から「おめでとうございます」と言ってもらうことが出来ました。
不妊治療の助成金をもらえる回数には制限があって、あと一回は助成金の申請ができる、一回分を残して妊娠出来たことは、次の妊活にも少しだけだけど希望を残すことができて良かったです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回はこの辺りで Hẹn Gặp Lại. (またね)
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