こんにちは。新米パパのすおいです。(@suoi40_papa40)
今回は,不妊症とは,不妊治療とはについてお話ししたいと思います。
Contents
不妊症とは。(日本での定義)
~~ 不妊症 ~~
- 結婚して,通常の夫婦生活(避妊無し)を送って1~2年が経過しても子供ができない状況。
- 妊娠を希望しており,1~2年間性生活を行っているにもかかわらず妊娠の成立をみない状況。
ですから,「結婚して3年たつけど子供ができないので不妊症かどうか検査してみようと思います。」というカップルはぶっちゃけ検査をするまでもありません!!
既に不妊症ですっ!!
通常の夫婦生活を送っていれば,半年で70%,一年で90%,2年で100%のカップルが子供を授かるとのことです。
不妊症は病気ではなく,症候群です。
症候群とは,原因が不明で,理由などわからないが,ある症状を持っている人の事を言います。
ですから、理由や原因があるのか無いのかもわからずに子どもが出来ない状態のことを「不妊症」と呼びます。
原因がわからないので,その原因が夫婦のどちらにあるのかもわかりませんから,
不妊症は夫婦二人で向き合わなければならないのです!!
不妊症の厄介なところはやはり原因がわからない場合があるということでしょう。
検査をしてもわかることが少ないので原因の特定が困難です。
精子も卵子も異常がないのに受精できない場合もあるし,細胞分裂しない,排卵しても卵胞の中の卵子がすでに変性しているなど,さまざまな原因があります。(または,原因が全くわからないこともある。)
不妊症の原因に関しては,妊娠するまでのさまざまな段階での何らかの障害が考えられ,それを
- 排卵障害
- ピックアップ障害
- 受精障害
- 卵管障害
- 着床障害
などという呼び方をします。
他にも,卵自体の質が落ちていることや,もちろん男性側に原因あるということもあり,例えば精子の質や数,運動性が落ちているという場合などがあります。
現代の医学では,検査をしても不妊症の原因はわからず,検査結果は正常なのに,子どもができないという場合が多いとのことです。
不妊治療について
治療のながれ,種類
1.一般不妊検査と精密検査
原因の割合は,女性側45%、男性側35%、不明25%と言われており,女性だけでなく男性も検査が必要です。
ちなみに,うちの場合は初診の時に私の精子の検査をしたところ,結果が良くありませんでした。この受診までにすおい家では奥さんが自身の基礎体温を測り、タイミング法を実施していたので病院で排卵日を予測・特定してのタイミング法はパスし,次の通院の際に精子の再検査を実施すると同時にAHI(下記参照)を実施する事となりました。
~ 原因が不明の場合 ~
2.タイミング指導
基礎体温を計測し,体温が0.3~0.5度上昇する高温期と低温期のサイクルを見ますが,必ずしも低温から高温に移行する日が排卵日ではなく,
- 基礎体温が上がる2~3日前
- 低温期の最終日
- 基礎体温が上がった後
の3タイプの体温変化による排卵日があります。
基礎体温だけでの排卵日の特定は困難ですが,超音波で卵胞の大きさを測定し,卵胞が20mm前後になると排卵が起こるので,卵胞の大きさから排卵日の予測をします。
また排卵が近づくと頸管粘液の量が増えることや,LHというホルモンが分泌されることから,
- 基礎体温
- 卵胞の大きさ
- 頸管粘液の量
- LHの検査
などを組み合わせて排卵日の判断・予測をします。
3.人工授精(AHI)
精子に元気ないとか,数が少ない等の理由で子宮に精子が入っていかない、若しくは原因が不明の不妊症の場合に行う。
人工授精と言っても,細いカテーテルで洗浄し濃縮した精子を子宮の中に送り込むだけで,その後の受精は自然妊娠と同じです。
ですから,人工授精で妊娠するためには,子宮、卵管、卵巣などが正常でなければならないので,検査の結果でそれらに異常があれば治療した後に人工授精を行います。
治療でも異常が治らないなどの場合は体外受精などの他の方法を検討しなければなりません。
4.体外受精
① 卵巣から成熟した卵子を取り出す。
② 採取した精子から元気のよい精子を選んで洗浄する。
③ 卵子と精子を体の外で受精させる。
④ 受精した卵子(受精卵)を培養し細胞分裂し,着床寸前の胚盤胞という状態まで発育させる。
➄ 胚盤胞を子宮に戻し,着床すれば妊娠となります。
まずは夫婦二人で病院に行ってみましょう!
体外受精は主に
- 卵管が詰まっているか癒着している方
- お腹の中に癒着や炎症、その他の異常がある方
- 精子の数が少ない,奇形が多い,元気な精子が少ない方
- 精子が卵子にたどり着くのを妨害する抗体がある方
- 原因不明で長期間赤ちゃんができない方
に必要な治療です。
夫婦で不妊治療についての話をすることも勇気がいるという人もいるでしょうし,病院へ行くなんてまだその先の話だと考えている人も多いと思いますが,今や
赤ちゃんを望んでいるのに妊娠できないカップルは10組に1組
不妊治療を行っているカップルは6組に1組
いると言われていて、もはや不妊治療は決して特別なことではなくなってきています。
夫婦二人の事ですので,旦那さんは奥さんを一人で病院に行かせるようなことはしないでくださいね!旦那さんがいてくれるだけで心強いですから!


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